おすすめシャンパンも紹介!シャンパーニュ地方とシャンパンについて

もくじ

シャンパンはスパークリングワインのうちの1つ

シャンパンはお祝い事に相応しいワインです。金色に輝くワインは慶事にピッタリですね。
ところでシャンパンと言えばシュワシュワとした泡や弾けるような口当たりが特徴ですが、これはワインに二酸化炭素が含まれているためです。

ワインは酵母の力で糖分をアルコールと二酸化炭素に分解。
二酸化炭素をそのままワインの中に封じ込めるとシャンパンのような発泡性のお酒になります。

ではこの発泡性ワインの事を「シャンパン」と呼んでいるのでしょうか?
実は発泡性ワインは「スパークリングワイン」と呼ばれており、シャンパンもスパークリングワインの一種なのです。

ところがフランスの東部に位置するシャンパーニュ地方で醸造されるスパークリングワインだけを「シャンパン」と呼んで区別しています。
それはスパークリングワインの一種であるシャンパンを、他の地域の商品と明確に差別化してブランド化が成功したためです。

ではどうやってブランド化を成功させたのでしょうか?
それは「ワイン法」と呼ばれる法律によるものです。
フランスでは自国ワインの価値を高めるため、また保護するために法律(原産地統制名称(AOC))を制定し、ワインやスパークリングワインの品質を守っています。

シャンパーニュ地方で作られ、ワインの法律に則ったものがシャンパン

フランスでは20世紀初頭に、第一次世界大戦とブドウネアブラムシ病により葡萄栽培は壊滅的な打撃を受けました。
この壊滅的な被害により、シャンパーニュ地方では葡萄の木を植え直す事になってしまったのです。
その時、葡萄栽培やワイン醸造に携わる人達だけではなく、多くの方々が葡萄栽培を「守るべき遺産」として認識したのです。

1989年には葡萄農家やメゾンによりシャンパーニュ地方ブドウ生産者協会(AVC)が、ブドウネアブラムシ病の根絶や葡萄の栽培地復興支援などの目的で設立されました。
その後シャンパーニュ委員会など、シャンパンに関する細かい決まりが決定していったのです。

・シャンパンはシャンパーニュ地方で醸造されたスパークリングワインのみを言う(境界線の設定)
・使用する葡萄品種は、シャンパーニュ地方に古くからあるものだけに限定
・最低アルコール度数の設定
・単位面積当たりの収穫量 を設定する
・熟成期間

他にも細かい決まりが作られ、これらルールを順守するスパークリングワインだけを「シャンパン」としてブランド化したのです。

おすすめのシャンパン

ではここで、お薦めのシャンパンについてみてみましょう。

シャンパーニュ・ダンジャン・フェイ


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

「肉料理に合うシャンパンで美味しい」
「辛口シャンパンと聞いていましたが気になりませんでした。飲みやすかった」
などの口コミが寄せられているシャンパン。
モエ&シャンドンやマム社に葡萄を卸していた農家が生産したのがシャンパーニュ・ダンジャン・フェイです。

小規模生産ですが、イギリス王室ご用達メゾンとして認められておりその品質は折り紙付き。
現在、シャンパン価格は高騰しており葡萄農家は収穫した葡萄を全て大手メゾンに売ってしまいます。
ところがダンジャン・フェイは葡萄農家なので葡萄価格の高騰のあおりを受けず、高品質シャンパンをお手軽な価格で販売しています。

キュヴェ・ジャン・バティスト


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

樹齢30年以上のピノ・ノアールから醸造されたシャンパン。
シャンパーニュ・ダンジャン・フェイと同じく、ダンジャン・フェイが手掛けたシャンパンで価格も手頃。

バランス感覚の良いシャンパンで、前菜からデザートまで通して飲み続けられると評判です。
同化農法(環境に合わせて各種の対処を行う農法)採用で、人工的に合成された化学薬品は一切使用せず、自然由来の薬剤のみを必要な分だけ使用。
フルーティーさとボリューム感のある味わいが楽しめます。