ワイン生産量は世界一!イタリアワインの特徴と代表的産地について
もくじ
バリエーションの豊かさが特徴のイタリアワイン
世界で最もワインの生産量が多い国と言えば、思わず「フランス」と言ってしまいたくなりますが、実はイタリアです。
イタリアはフランスと並び、葡萄の栽培に適した地中海エリア。
またイタリアでは「ワインは水よりも安い」と言われており、国民の生活に深く浸透した飲み物となっています。
食事にワインを合わせるのは当たり前。
このワインのポリフェノールによるものなのか、イタリアでは認知症になる方が少ないそうです。
そんなイタリアですが、ワインのバリエーションが豊富なのが特徴です。
なんとイタリアでは2,000種類以上もの葡萄の品種があり、それぞれが個性的な味わいを作りだしています。
赤ワインや白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインの醸造はもちろん、高品質ワイン醸造のために格付けもされています。
イタリアの代表的産地
イタリアは葡萄の栽培に適した地中海気候です。
雨が少なく温暖な気候なので葡萄の病気が少なく、収穫量も安定しています。
そのため、イタリアでは20州全土で葡萄・ワイン造りが行われており、イタリアのどこに行っても地元のワインが飲めるのです。
そんなイタリアでも代表的な産地は以下のようになります。
・ピエモンテ州…アルプス山脈の南側に位置する州。高級赤ワイン「バローロ」の生産地
・トスカーナ州…丘陵地域が多く内陸部は大陸性気候、沿岸部は地中海性気候。キアンティの生産地としても有名
・シチリア州…生産量のうち約6割が白ワイン。酒精強化ワインのマルサラの生産地としても有名
おすすめのイタリアワイン
2000種以上の葡萄を栽培するイタリアでは、実にバリエーション豊かなワインが醸造されています。
その中でも代表的なワインをチェックしてみましょう。
バローロ ヴェッキア・ストーリア
画像引用元:https://www.amazon.co.jp/
バローロは「イタリアワインの王様」と言われているフルボディーの赤ワインです。
イタリアワイン誌でも多数取り上げられ、国際コンクールでもメダルを受賞しているのがバローロです。
実際に飲んだ方も「重厚な飲み口が好き」「美味しかった」等、高評価となっています。
ただフルボディーの赤ワインが苦手な方は「口に合わない」と言う感想をもってしまうようです。
バローロと言っても葡萄栽培の土壌により味にも違いが出てきます。
好みのバローロに出会うには生産者を変えて何本か試してみると良いでしょう。
こちらのバローロは評判も良く飲みやすいと好評です。
キャンティ ポッジョ・デ・ジェネーシ
画像引用元:https://www.amazon.co.jp/
キャンティはトスカーナ州を代表する赤ワインで、こちらのワインはその土地の天然酵母を利用しオーク樽で4か月間熟成されてから出荷されています。
1本2,000円もしない価格帯の割には、しっかり作られた1本です。
デイリーワインとして購入される方も多いのですが、価格の割に美味しいと大変好評です。
酸味は比較的軽めで、タンニンも強くなく軽めの赤ワイン。
気軽に飲めるのが大きな魅力です。
イタリアワインは料理に合わせて楽しむ方も多く、キャンティもイタリア料理(パスタやピザ、肉料理)に合わせるのがお薦めです。