ぶどうの栽培面積は世界一!スペインワインの特徴について

もくじ

ワイン生産量世界3位、ぶどうの栽培面積は世界一のスペイン

ワインと聞くとどうしても連想してしまうのはフランスですが、実はスペインも有名な産地の一つです。
ワイン生産量は世界第3位、葡萄の栽培面積は世界第1位のスペイン。
やはりフランスやイタリアと同じように地中海性気候である事、日照時間が十分である事などが葡萄栽培に適しているのです。

ただワイン生産量が世界第3位であるにも関わらず、国内でのワイン消費量は他の国に比べると低く、消費量自体が年々減少しているのは寂しいですね。
スペインにはスパークリングワインの一種であるカヴァや、果実などを漬け込んだサングリア、甘口の酒精強化ワインマラガなど個性的なワインが生産されています。
特にサングリアは甘口で女性にも飲みやすいと好評で、コンビニでも販売されていますね。

スペインワインの熟成期間による格付け

スペインワインにもフランスやイタリア同様に格付け制度があります。
格付けは畑の等級や醸造所自体に与えられる格付けとは違い、ワインの熟成期間に対して行われます。
格付けは以下の4つのランクに分類されます。

・Grand Reserva(グラン・レセルヴァ)…赤ワインの場合は樽で2年以上熟成・瓶で3年以上熟成させる事が条件。白ワインやロゼワインは4年以上熟成。
・Reserva(レセルヴァ)…赤ワインは3年以上。白・ロゼワインは2年以上熟成が条件になります。
・Crianza(クリアンサ)…クリアンサとは養育すると言う意味になります。赤ワインは2年以上、白・ロゼワインは1年以上の熟成が条件です。
・Joven/Sin Crianza(ホーベン/シン・クリアンサ)…樽熟成12か月以下のもの、または一切熟成を行わないワインを指します。ホーベンは若いと言う意味があります。

ワインは熟成すると香りや味わいが大きく変化します。
フレッシュワインにはフレッシュワインの魅力がありますが、熟成させたワインは口当たりもまろやかになり、旨味や安定感も感じられます。
スペインワインが熟成に重きを置くのも分かる気がしますね。

おすすめスペインワイン

様々なタイプのワインが揃っているスペイン産ワイン。
その中でもお薦め出来るワインをご紹介しましょう。

ラソン ボデガス・ヴァルサクロ

樹齢35年以上の木から獲れた葡萄を使用した低価格のテーブルワイン。
ネット通販では約1,300円で購入可能となっています。

手に入れやすい価格ですが、葡萄は100%リオハ産でその品質は日本のソムリエやワイン講師、ワイン生産者などワイン関係者も「間違いない」と太鼓判を押しています。
実際に購入して飲まれた方も「この価格でこの味は病みつきになりそうです」、「フルーティーで飲みやすい」、「とても香りが良く好みの味」と高い評価を受けています。

リオハ地方のワインはアメリカオーク樽で熟成させるのが大きな特徴で、熟成させたワインからはバニラの香りが立ち上がり上品で華やかな雰囲気を醸し出しています。
低価格のテーブルワインでありながらフルーティーで飲みやすいのは、オーク樽での熟成期間にあるのかもしれません。

カヴァ リクオ・ロス セミセコ


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

カヴァはフランス産のサンパンと同じ、瓶内二次発酵させたスパークリングワインです。
安いスパークリングワインはワインの中に炭酸ガスを吹き込む方法も取られていますが、カヴァは瓶詰したワイン1本1本に糖分と酵母を加えて瓶内で二次発酵させます。
手間が掛かりますが、この方法は瓶内と言う狭い空間の中で炭酸ガスが生まれるため、よりきめ細かい泡を楽しむ事が出来るのです。

シャンパンと同じ製法で作られたカヴァですが、シャンパン程知名度がないのも事実で1本2,000円前後の手軽な価格で購入出来ます。
シャンパンだとこの10倍、20倍の価格になりますね。

実際に飲まれた方は「果実感があり、とても美味しい」、「暑い日に冷やして飲むと最高」と高評価を入れています。
36か月間熟成されているので、フレッシュなフルーツ感だけではなく熟成香も感じられる価値ある1本です。