世界で最も有名なワイン王国!フランスのワインや銘醸地について
もくじ
高品質のワインを造るフランス
ワインと言えば「フランス」と連想してしまうほど、フランスのワインは有名です。
世界にはフランス以外にもイタリアやスペイン、アメリカ、チリ、オーストラリアなど多くの国でワインが醸造されていますが、高品質ワインと言えばフランスの右に出る者はいないでしょう。
それはワインの買い取り価格を見れば明らかです。
フランスと言えばボルドーワインやブルゴーニュワイン、シャンパンが有名ですが、ブルゴーニュワインでも1985年のリシュブール アンリ・ジャイエは、買取価格が約70万円と超高額ワインとなっており、ボルドーワインも1990年のシャトー・ル・パンは買取価格が約20万円と高額で取り引きされています。
詳しくはボルドーワイン委員会(C.I.V.B)のサイトを参照してみてください。
当たり年のビンテージワインだからこそ高額になるのですが、有名なワインが産出されるため「フランスは高品質ワインが生産される地域」のイメージが定着しているのです。
なぜフランスがこれほどまでに高品質ワイン醸造の地として有名になったのでしょうか?
・フランスワインはもともと贅沢品として扱われ、格付けなどで高級なイメージをもたれた
・ワインの産地(葡萄の栽培地)として適した気候や土壌
ヨーロッパでもドイツやハンガリーでもワイン造りは行われていますが、フランスやイタリア程日照時間が十分ではないため糖度が足りないのが難点です。
それゆえに糖分を葡萄内に凝縮させるため葡萄の収穫を遅らせ、冬の寒さとカビで葡萄を凍らせて水分を抜き糖分を凝縮させる手法が取られています。
ボルドー・ブルゴーニュの高級ワインは非常に有名
前述したようにフランスでも特に高級ワインを算出するエリアとして、ボルドーとブルゴーニュは非常に有名です。
ボルドーは西のジロンド県に属しており、ガロンヌ川・ジロンド川・ドルドーニュ川に挟まれたエリアです。
葡萄作りに適した土地で昔は英国領となっており、高品質ワインがイギリスへと輸出されそこから世界的に有名になりました。
ボルドーワインは様々なワインをブレンドすることでも知られており、品質のばらつきが少ないのが特徴です。
逆に単一の葡萄からしかワインを作らないのがブルゴーニュの特徴です。
ロマネ・コンティーを代表とする白ワインが世界的にも有名で高値で取り引きされる銘酒が醸造されています。
ボルドーワインと良く比較されますが、もっとも分かりやすいのはワインボトルの形でしょう。
ブルゴーニュワインのボトルはなで肩ですがボルドーワインはいかり肩が特徴となっており、一目で区別出来るようになっています。
フランスには他にも銘醸地がたくさん
フランスのワイン生産エリアはボルドーとブルゴーニュ地方だけだと思い勝ちですが、フランス自体が葡萄の栽培に適した場所なので、実は多くのワイン産地があります。
特に有名なエリアをピックアップしてみましょう。
・ロアーヌ地方
・ローヌ地方
・プロヴァンヌ地方
・シャンパーニュ地方
シャンパーニュ地方は有名なシャンパンの生産地ですね。
フランスがワイン王国と呼ばれているのは、高品質ワインの産地であるだけではなく産地が多い事も関係しています。