フランスの銘醸地!ボルドーワインの特徴や歴史

もくじ

ボルドーワインと地方の歴史

フランスを代表するボルドーワインを生み出すボルドー地方。
2007年6月にはボルドーにある「月の港」がユネスコの世界遺産に登録されており、世界的にも歴史ある街として評価されています。

そんなボルドー地方はフランスの南西部にあり、大西洋沿岸の川沿いで葡萄を栽培。砂利を多く含む痩せた土質は水はけが良く葡萄作りには大変適しており、ワイン醸造が盛んに行われていました。

更に醸造されたワインは、ガロンヌ川を利用して大西洋のビスケー湾に出るのも容易で、輸送にもかなり都合の良い立地です。
ボルドーワインが高級品としてイギリスに輸出されていたのは、イギリスとの距離も近くワインの輸送も容易であった事も理由の一つです。

ボルドーではシャトーと呼ばれる醸造所があり、その醸造所自体に厳格な格付けがあります。
この制度は150年経った今でも変わりなく、1級シャトーにも大きな変化はありません。

この格付けもボルドーワインの品質を維持する要素となっており、少しでも良いワインを作り格付けアップを狙うシャトーは日夜努力しています。
等級は1~5級まであります。5大シャトーは1級になります。

複数の品種をブレンドすることで豊かな味わいを生み出している

ボルドーでは葡萄の品種を2種類以上ブレンドして複雑な味わいのワインを作り出しているのが特徴です。
葡萄をブレンドするため品質が安定しやすく、醸造した年の葡萄の状態にあまり大きく左右されない、高品質ワインの生産が可能となっています。

ブルゴーニュの場合、単一の葡萄からワインが作られておりその年の葡萄の出来に大きく左右されます。
その点ボルドーはある程度のお金を出せば美味しいワインが味わえるため、初心者の方はまずボルドーワインから挑戦するのがお薦めです。

おすすめボルドーワイン

ボルドーワインの中でも特に有名な5大シャトー。
ワインにあまり詳しくない方でも「5大シャトー」と言う言葉を聞いた事のある方は多いのではないでしょうか?
そんな5大シャトーから特にお薦めの1本、そして有名な賞で金賞を受賞したボルドーワインをご紹介しましょう。

メドック格付け1級 シャトー・マルゴー


画像引用元:https://item.rakuten.co.jp/unibiswine/rfrbo0010012003/

ボルドーには5大シャトーが存在します。

・シャトー・ラフィット・ロトシルト
・シャトー・マルゴー
・シャトー・オー・ブリオン
・シャトー・ラトゥール
・シャトー・ムートン・ロトシルト

この中でも最も女性的と言われるシャトーが「シャトー・マルゴー」です。
「ボルドーの宝石」とも呼ばれ、多くのワインファンから称えられています。

日本で最も有名なシャトーではないでしょうか?
事実、ワイン買い取り店でもシャトー・マルゴーのワインは高値で取り引きされています。

そんなシャトー・マルゴーの中でも2013年のものは春の気温低下により生産量が少なく、今後さらに高値がつくと予想されています。
購入してその豊かな味わいや渋みを味わうのも良いのですが、ビンテージとして今後買取価格が上昇する可能性大です。

受賞歴多数 シャトー・ロック・ド・マンヴィエル(2016年)


画像引用元:https://item.rakuten.co.jp/kbwine/eva2466/

チャレンジ・インターナショナル デュ・ヴァン金賞、コンクール デ ヴァン ダキテーヌ ボルドー金賞を受賞したボルドーワイン。
コンクール デ ヴァン ダキテーヌ ボルドー賞はボルドー地方ジロンド県にある、農業商工会議所の主催により始まっており、その歴史は50年と長く審査員も約1000人と大規模な賞となっています。

シャトー・ロック・ド・マンヴィエル(2016年)は上記の賞を受賞しておりその品質が確かな上に、価格も2,000円前後とかなり手軽に購入出来るのも魅力。
コストパフォーマンスの良い1本です。